自爆した。もう最悪な気分だ。





今日は7時間目にクラスでLTがあった。
校庭でサッカーをすることになっていたので、俺は向かうついでにトイレに行った。

トイレの中には去年同じクラスだった人がいた。その人たちと話していると、どうも俺は下ネタが叫びたくなったらしい。
突拍子もなく、
「H(k先の下の名前)ーーーー!俺に振り向いてくれーーー!」

「お前、俺の肉便器のくせに他の男とつるんでるんじゃねーよ!」

「俺が調教したHはさぞ気持ちよかっただろうなー!」


よくもまあこんなに途切れることなく出てきたもんだと思った。周りの人は苦笑いだった。




一叫びして気持ち良くなった俺はトイレから出ると、トイレの直ぐ横にいるk先を発見したのだった。


俺がいたトイレの横の教室で、歯科検診が行われていたのだ。もちろんそれは気づいていた。
しかし、k先が生徒を並ばせている事まで頭が

回らなかった。
こういう時は何事もなかったように堂々としておくのが最善だ。

しかし、俺は焦りすぎて「やばいやばい」と言いながら、その場から逃げようとする元同じクラスの人を追いかけた。

これが一番やってはいけない。もしかして自分の聞き間違いかもしれないと思われるかもしれない。その可能性をさらに下げる行為である。






まだ俺は体操服に着替えていなかったので教室へ向かった。
k先はさっきと同じところにいた。俺はなんとか落ち着いたようにして挨拶したが、帰ってきたのは霞程の声量の「こんにちは」だった。
k先が何故か俺にだけ挨拶が素っ気ないのはいつもだったが、今回はいままでで一番酷かった。顔も見てなかった。



クラスのみんながサッカーをして楽しんでいる中、俺はキーパーをし続け、試合が終わったらグラウンドの上で横になって寝た。





俺が悪いから自業自得だ。最後に嫌われて終わるなんて嫌だ。なんであんなことをしたのか。時間が戻るなら戻って欲しい。


因みに、副委員長にもこの話をした。
きもいきもいとずっと連呼していた。おっしゃる通りです。

まだ、保健委員会の活動内容や感想をまとめた文章を作ってk先に見せにいくという仕事が残っている。全く、どんな顔をしていけばいいのか。取り敢えず、何事も無かったかのように、今まで通りにしよう。聞かれてない可能性もまだあるしな。








というわけで、下ネタは度を超えるとおもんない。そして、人に聞かれたくないことを大きな声で言うな。